現在株式による配当金と投資信託による分配金で月1万円の不労所得を得ています。
配当金と分配金は厳密に言うと違いがあり、どちらのほうが良いか悩む人もいると思います。
これから配当金や分配金で不労所得を得ようと考えている人に向けてどちらが良いか紹介をしていきます。
本記事の内容
- 配当金と分配金の違い
- 配当金と分配金はどちらが良いのか
配当金と分配金の違い
まずは配当金と分配金の違いについてです。
配当金は企業が得た利益の一部を投資家へ還元し、分配金は投資信託の運用で得た利益の一部を還元するため仕組みは似ています。
異なる点は大きく次の2つです。
①分配金の場合元本の払い戻しが発生するケースがある
②分配金は課税されるケースと課税されないケースがある
①分配金の場合元本の払い戻しが発生するケースがある
分配金は基本的に運用益をもとに支払いが行われますが、運用益以上の分配金を支払う場合、元本を切り崩して支払いを行います。
分配金の場合、基準価額や今後の見通しなどをもとに金額を決定するため、運用益を超える額を分配金として支払うことがあります。
そのため元本を切り崩して支払うことになり基準価額もその分下がります。
②分配金は課税されるケースと課税されないケースがある
記載しているとおり分配金は元本の切り崩しにより基準価額が下がることもあります。
分配金支払い後の基準価額が個別で保有している元本を下回る場合、元本の払い戻しに該当するため課税はされません(特別分配金)。
分配金支払い後の基準価額が保有している元本を上回る場合、全額が利益に該当するため課税されることになります(普通分配金)。
分配金には上記のような特徴がありますが配当金は期中に発生した利益をもとに支払いが行われるため元本切り崩しは行いません。
また、利益が原資となっているため全てが課税対象となります(NISAの場合は例外)。
この2点が配当金と分配金の違いと言えるでしょう。
配当金と分配金はどちらが良いのか
以上のことを踏まえ配当金と分配金どちらが良いかとですが、結論から言うと不労所得を得る手段として配当金と分配金どちらを選んでも問題ありません。
どちらも異なるメリット、デメリットがあり100%安全で多くの金額を得られるものでもありません。
そのため株式と投資信託どちらも保有しておくことおすすめします。
どちらも保有しておくこでリスクを分散につながり不労所得を得る月を増やすことも可能になります。
リスクを分散することで安定した資産形成が可能となり、不労所得を得る回数が多ければモチベーションを上げることも可能です。
株式と投資信託どちらか一方にかたよらず分散投資を行い不労所得を得るようにしましょう。