米国株投資が広がる中で、配当金を得ながら安定した運用を目指す投資家に人気なのが「VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)」です。高配当でありながら、経費率が非常に低く、長期的な資産形成にも適したETFとして注目を集めています。
本記事では、VYMの特徴や仕組み、他の高配当ETFとの比較、メリット・デメリット、実際の配当利回りや購入方法まで詳しく解説します。
今回の記事はこんな方にオススメ
- 米国株に投資したい人
- 高配当銘柄で不労所得を得たい人
目次
1. VYMとは?米国高配当ETFの基本
VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)とは、米国の著名な資産運用会社バンガード(Vanguard)が提供する高配当株を対象としたETF(上場投資信託)です。正式名称は「Vanguard High Dividend Yield Index Fund ETF Shares」で、ティッカーシンボルは「VYM」です。
VYMは、「米国の高配当銘柄に広く分散投資したい」というニーズに応える商品として、特に配当収入を重視する投資家に人気があります。日本国内でも、SBI証券や楽天証券などを通じて購入が可能で、NISA口座での非課税投資対象にもなっており注目されている銘柄です。
▶VYMの基本情報(2025年7月時点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ティッカー | VYM |
| 運用会社 | Vanguard(バンガード) |
| 設定年 | 2006年 |
| ベンチマーク | FTSE High Dividend Yield Index |
| 総資産 | 約600億ドル超 |
| 経費率 | 年率0.06%(非常に低コスト) |
| 配当利回り | 約3.0%前後(時期により変動) |
| 銘柄数 | 約400銘柄以上 |
▶組入銘柄とセクター構成
VYMは、「配当利回りが市場平均より高い大型株」を中心に構成されており、金融・ヘルスケア・生活必需品といったディフェンシブな業種の比率が高いのが特徴です。代表的な組入銘柄には以下のような企業があります。
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
- エクソンモービル(XOM)
- JPモルガン・チェース(JPM)
- プロクター&ギャンブル(PG)
- ファイザー(PFE)
これらは米国市場を代表する安定企業であり、景気変動の影響を受けにくく、安定した配当を継続していることが魅力です。
▶バンガードとは?
VYMを運用するバンガード(Vanguard)は、米国に本社を置く世界有数の資産運用会社です。「インデックス投資のパイオニア」として知られ、運用コストの安さと信頼性の高さで、日本国内の個人投資家からも支持されています。VYM以外にも、VT(全世界株式)、VOO(S&P500)など、多くの人気ETFを手掛けています。
2. VYMの魅力とメリット
VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)が多くの投資家に選ばれている理由は、高い安定性と利回りのバランスにあります。ここでは、VYMが持つ主な魅力やメリットを詳しく解説します。
①安定した配当利回り
VYM最大の魅力は、安定した配当利回りです。過去数年間の実績では、年平均でおおよそ2.5〜3.5%の配当利回りを維持しています。これにより、株価の値上がり益(キャピタルゲイン)を狙わずとも、インカムゲイン(配当収入)を安定的に得られる点が特徴です。
特に定期的な収入を得たい人や、退職後の資産運用として利用する投資家にとって、非常に魅力的な商品といえます。
②低コストな運用(経費率0.06%)
VYMは、経費率がわずか0.06%と非常に低く設定されています。これは、投資信託やアクティブファンドと比べて大幅に安価です。
例えば、100万円をVYMに投資した場合、1年間でかかるコストはわずか600円程度です。このようなコストの低さは長期投資で大きな差となって現れます。
③高い分散効果でリスク分散
VYMは約400銘柄以上に分散投資しており、特定の企業や業種に依存するリスクが小さいのも魅力のひとつです。金融、ヘルスケア、生活必需品など、景気に左右されにくいセクターを中心に構成されているため、不況時でも比較的安定した運用が期待できます。
分散投資により、個別株にありがちな大きな下落リスクを抑えることができます。投資初心者がまず取り組むETFとしても非常に優れています。
④長期投資に向いている
VYMは、高配当かつ低コスト、そして分散が効いていることから、長期保有に非常に適したETFです。積立NISAや新NISAなど、長期投資前提の制度との相性も良好です。
加えて、配当は四半期ごとに支払われるため、再投資することで複利効果を活かした資産形成も可能です。
⑤為替リスクを活かしたリターンの可能性
米国ETFであるVYMは、米ドル建てで取引されるため、為替変動の影響を受けます。一見デメリットに思われがちですが、円安が進行した場合には円ベースでの資産評価額が増えるというメリットもあります。
特に最近は円安傾向が続いており、「VYM 円安 メリット」などの検索が増加しています。為替を味方にすれば、配当+為替差益のダブル収益も期待できます。
3. VYMのデメリットと注意点
VYMは安定した配当を得られる優れたETFですが、どんな金融商品にもメリットとデメリットがあります。
①配当利回りは安定しているが「絶対」ではない
VYMの配当利回りは比較的安定していますが、経済状況や企業業績により変動することを理解しておく必要があります。たとえば、2020年のコロナショック時には、一部の企業が配当を減らしたことにより、VYMの配当金にも一時的な影響が出ました。
また、景気後退時には高配当銘柄が業績悪化の影響を受け、配当カットや減配のリスクもあります。配当利回りだけに注目しすぎず、継続的な増配力や企業の財務健全性も併せて確認することが重要です。
②株価の値上がり益(キャピタルゲイン)は限定的
VYMはあくまで高配当株に投資するETFであり、成長株(グロース株)のような大きな株価上昇は期待しにくい傾向があります。
例えば、VYMの過去10年間の株価リターンはS&P500連動ETF(VOO)と比較するとやや劣後しています。つまり、配当収入は得られるが、株価の伸びは控えめという特性があります。
短期的な売買益を目的とした投資には不向きであり、長期でじっくり資産を育てたい人に適しているETFと言えるでしょう。
③為替リスクがある(円安・円高の影響)
VYMは米ドル建てのETFであるため、為替変動の影響を受けます。仮にVYM自体の価格が上昇しても、円高が進行すれば、円換算での評価額は目減りする可能性があります。
為替の動向を完全に読むことは困難ですが、長期的にはドルコスト平均法や定期積立を活用することで、為替リスクを緩和することが可能です。
④米国の税制上、外国税がかかる
VYMから受け取る配当金には、米国で10%の源泉徴収税がかかります。さらに、日本国内でも20.315%の課税があるため、合計で約30%近くが税金として引かれます。
ただし、確定申告を行い「外国税額控除」を利用すれば、二重課税の一部を取り戻すことが可能です。NISA口座を活用しても日本側の課税は免除されますが、米国側の10%課税は免れません。
4. VYMの配当実績と今後の見通し
VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)は、高配当株への投資を通じて、安定的なインカム(配当収入)を得られるETFです。VYMの過去の配当実績や増配傾向、今後の見通しについて解説します。
▶VYMの過去の年間配当実績(5年分)
VYMの配当金は年4回(3・6・9・12月)支払われます。以下は、直近5年間の年間配当金の推移です。
| 年度 | 年間配当金(1株あたり・USD) | 配当利回り(年末ベース) |
|---|---|---|
| 2020 | $2.84 | 約3.1% |
| 2021 | $3.09 | 約2.9% |
| 2022 | $3.23 | 約3.0% |
| 2023 | $3.37 | 約3.1% |
| 2024 | $3.52(見込み含む) | 約3.2% |
このように、VYMは減配することなく堅調に増配しており、配当金を重視する投資家にとって非常に心強い商品です。特に大きな景気後退時を除けば、安定したインカム源として信頼性の高いETFといえます。
▶配当利回りの安定性とその背景
VYMの配当利回りは、株価とのバランスで決まるため、必ずしも一定ではありません。ただし、平均して2.8~3.2%程度で安定して推移しています。
これは、VYMに組み込まれている企業が、業績が安定していて配当の継続性が高いことを意味しています。たとえば、ジョンソン・エンド・ジョンソンやプロクター&ギャンブルなど、長期にわたって増配を続けている「配当貴族」と呼ばれる企業も多く含まれています。
▶今後の見通しと注目ポイント
VYMの今後の配当についても、堅調な増配が続く可能性が高いと考えられます。その理由は以下のとおりです。
- 米国企業の財務体質は引き続き健全
- 金利高止まりによる短期的な不透明感はあるが、長期的には配当政策を重視する企業が増加
- 経済回復に伴い企業収益が改善すれば、さらなる増配も期待
また、インフレが進行している場合でも、高配当株は一定のインフレヘッジ効果を発揮するため、VYMは資産防衛としての役割も果たすことができます。
▶配当再投資による複利効果
VYMから得られる配当金を再投資することで、複利効果を活かした資産形成が可能です。特に長期保有を前提とした運用では、配当をそのまま再投資に回すことで、投資元本が拡大し、将来の配当額も増えていきます。
これにより、「配当+値上がり益+複利」の三拍子を組み合わせた資産形成が可能となります。
5. VYMと他の高配当ETF(HDV、SPYD、SCHD)との比較
米国高配当ETFにはVYMの他にも、HDV・SPYD・SCHDなど多くの選択肢があります。それぞれ特徴が異なるため、自分の投資スタイルに合ったETFを選ぶことが重要です。代表的な高配当ETFであるHDV、SPYD、SCHDとVYMを比較し、違いや適性について解説します。
▶基本情報の比較一覧表
| 項目 | VYM | HDV | SPYD | SCHD |
|---|---|---|---|---|
| 運用会社 | Vanguard(バンガード) | BlackRock(iシェアーズ) | State Street(SPDR) | Charles Schwab(シュワブ) |
| 配当利回り | 約3.0% | 約3.5〜4.0% | 約4.0〜4.5% | 約3.5〜4.0% |
| 銘柄数 | 約400銘柄 | 約75銘柄 | 約80銘柄 | 約100銘柄 |
| 経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.07% | 0.06% |
| 投資戦略 | 高配当の大型株に広く分散 | 財務健全性を重視した選定 | 配当利回り上位80社均等配分 | 増配実績のある企業に厳選 |
▶VYMの強み:安定感と分散力
VYMの最大の強みは銘柄数が圧倒的に多く、分散性が高い点です。約400銘柄に分散されており、特定の業種や企業に依存しづらいため、安定的な運用が期待できます。
また、配当利回りは他のETFと比べるとやや控えめですが、そのぶん値動きが穏やかでリスクも低く、長期保有に非常に適した設計となっています。
▶HDVの特徴:財務健全性を重視
HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)は、財務の健全性が高く、安定配当が期待できる企業に絞って構成されています。VYMより銘柄数は少ないものの、厳選された企業群で構成されており、配当利回りも高めです。
ただし、銘柄入れ替えによって配当水準が変動しやすく、ややボラティリティが高い傾向があります。
▶SPYDの特徴:高利回りだがリスクも大きい
SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)は、S&P500構成銘柄のうち配当利回りの高い80銘柄に均等配分するETFです。配当利回りは最も高い(4.5%前後)ですが、景気敏感株や不動産関連株の比率が高く、下落局面では大きく値下がりすることもあります。
短期的に高い配当を狙いたい人には魅力的ですが、長期保有には注意が必要です。
▶SCHDの特徴:増配を重視した設計
SCHD(シュワブ米国配当株式ETF)は、10年以上の増配実績を持つ米国企業を中心に構成されたETFで、配当の成長性(増配)に重点を置いています。過去のパフォーマンスも非常に優秀で、配当+株価上昇の両方を期待できる商品です。
配当利回りはVYMよりやや高めで、VYMとSCHDを併用する投資家も多いです。
▶どんな人にどのETFが向いているか?
| 投資家タイプ | 向いているETF | 理由 |
|---|---|---|
| 初心者・分散重視 | VYM | 銘柄数が多く安定感がある |
| 安定性と配当利回りのバランス | HDV | 財務健全性の高い企業に厳選 |
| 短期で高配当を得たい | SPYD | 配当利回りが非常に高いが、リスクも高め |
| 増配と成長性を重視したい | SCHD | 長期の増配実績があり、トータルリターンも優秀 |
6. VYMの買い方と購入方法
「VYMを買ってみたいけれど、どうやって購入するの?」
そんな疑問を持つ投資初心者の方は少なくありません。ここでは、VYMを日本から購入する方法や、NISA口座を使ったお得な投資方法、さらには円貨と外貨のどちらで買うべきかといった具体的なポイントまで、わかりやすく解説します。
▶VYMは日本の主要ネット証券で購入可能
米国ETFであるVYMは、日本国内の証券会社から簡単に購入可能です。代表的な対応証券会社は以下の通りです。
| 証券会社 | 特徴 |
|---|---|
| SBI証券 | 外貨建て・円貨建ての両方に対応。米国株の取り扱い銘柄数が非常に多い |
| 楽天証券 | 楽天ポイントで投資できる。スマホアプリが使いやすい |
| マネックス証券 | 米国株専用アプリあり。円貨決済でも為替スプレッドが比較的良心的 |
それぞれ口座開設は無料で、VYMを含む多くの米国ETFを購入できます。注文は24時間可能で、日本時間の夜(22:30〜)に市場が開くため、夜間に売買することになります。
▶円貨決済と外貨決済の違い
VYMの購入には、「円貨決済」と「外貨決済」の2つの方法があります。
①円貨決済:日本円で注文し、証券会社が自動的にドルに換えて購入
- 手間が少なく初心者向き
- ただし、為替スプレッド(手数料)がやや高め
②外貨決済:事前にドルを用意して、ドル建てで注文
- 為替手数料を自分でコントロール可能(住信SBIネット銀行などと連携で安く済む)
- 少し上級者向け
初心者のうちは円貨決済で始めて、慣れてきたら外貨決済に移行するというのもおすすめの方法です。
▶NISA・新NISA口座での活用
VYMはNISA制度を活用することで、日本国内の配当に対する税金が非課税になります(米国での源泉徴収税10%は除く)。2024年から開始された「新NISA」では、つみたて投資枠と成長投資枠の2階建て構造となっており、VYMは「成長投資枠」の対象です。
新NISAでVYMを買うメリット
- 国内課税(約20.315%)が非課税
- 年間240万円(成長投資枠)まで投資可能
- 非課税保有期間が無期限
配当金を受け取りながら、税金の心配をせずに運用できるのは、インカム投資において非常に大きなアドバンテージです。
▶購入タイミングと積立投資のすすめ
VYMは価格変動のある商品ですが、配当が目的の長期投資においては「購入タイミングを分散させる」ことが重要です。
- 毎月一定額を購入するドルコスト平均法
- 価格の高騰・急落時に惑わされず冷静に投資継続
- 長期的な「複利効果」を享受
SBI証券や楽天証券では、米国ETFの定期買付設定が可能で、円建てでもドル建てでも設定できます。
7. VYMはどんな人に向いている?向いていない人は?
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は、米国の高配当株に広く分散投資できる魅力的なETFですが、すべての投資家にとってベストな選択とは限りません。VYMが向いている人・向いていない人の特徴を整理し、自分に合った投資判断ができるようにご案内します。
▶VYMが向いている人の特徴
①配当金を安定的に受け取りたい人
VYMは安定した配当金を四半期ごとに受け取れるため、毎年のキャッシュフローを重視する人にぴったりです。FIRE(経済的自立と早期退職)や老後資金としても使いやすく、再投資することで複利効果も期待できます。
②リスクを抑えて米国株に投資したい人
S&P500のような成長株主体ではなく、配当を出し続けている成熟企業が中心のため、比較的値動きは穏やかです。株式投資に興味があるけど、暴落が怖いという人にも適しています。
③長期投資を前提としている人
短期的な値上がり益を狙うより、配当と資産成長を長期でじっくり狙うタイプの投資家には最適。老後資金の形成など、10年以上の投資を想定している人におすすめです。
④米国経済の成長を信じられる人
VYMは米国企業が中心のため、米国経済全体の成長性に賭ける側面があります。米国の人口増加や経済の堅調さに期待できると感じる人にとっては、長期保有に適した選択肢です。
▶VYMが向いていない人の特徴
①短期での値上がり益(キャピタルゲイン)を狙いたい人
VYMは配当重視の設計であるため、成長株中心のETFに比べて値上がり幅は控えめです。短期で大きく儲けたい人には、QQQやS&P500連動ETF(VOOなど)のほうが適しているでしょう。
②高配当「だけ」に注目している人
VYMは高配当ETFとはいえ、超高利回り(6〜8%)を求めるような商品ではありません。2024年時点の利回りは約3%台で、安定性とのバランスを重視して設計されています。「とにかく利回りが高いETFを探している」という方には、HDVやSPYDのほうが好みに合うかもしれません。
③分配金に対する課税を気にする人
VYMの配当には、米国10%+日本20.315%(NISAなら非課税)の二重課税がかかります。配当金よりも効率よく資産を増やしたい人や、節税を重視する人は、配当のないETF(VTIやQQQなど)も検討するべきです。
▶向いている人・向いていない人まとめ
| 特徴 | 向いているか? | 補足説明 |
|---|---|---|
| 長期で資産形成したい | ◎ 向いている | 配当再投資と複利効果が期待できる |
| 安定的な配当収入を求める | ◎ 向いている | 四半期ごとの配当金で安心感あり |
| 高い利回りを期待する | △ 向いていない | 利回りは3%台。超高配当ではない |
| 短期売買をしたい | ✘ 向いていない | 値動きは穏やかで急騰は期待しにくい |
| 税金を極力避けたい | △ 条件次第 | NISAを使えば非課税も可能 |
VYMは、「高配当」「安定」「分散」の3拍子が揃ったETFですが、目的やスタイルに合わないと期待はずれになることもあります。自分の投資目的やリスク許容度を明確にしてから購入を検討することが大切です。
8. VYMに関するよくある質問(FAQ)
ここでは、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)の疑問をQ&A形式でまとめました。投資初心者から中級者までがつまずきやすいポイントを網羅していますので、投資判断の参考にしてください。
Q1.YMの配当利回りはどのくらいですか?
A.時期によって変動はありますが、2024年時点での年間配当利回りは約3.0〜3.5%程度です。
安定的に配当を出している点が特徴であり、無理に高配当を狙わない設計のため、減配リスクも比較的低めとされています。
Q2.VYMはいつ配当金を受け取れますか?
A.VYMは年4回(3月、6月、9月、12月)の分配金を出しています。
受け取りタイミングは、各四半期末の数日後で、証券口座に自動的に振り込まれます。
Q3.NISA口座でVYMを買ったら配当金に税金はかかりますか?
A.NISA口座でVYMを保有すれば、日本国内の税金(約20.315%)は非課税になります。ただし、米国で源泉徴収される税金(約10%)はかかります。
米国の課税分を取り戻すには、外国税額控除の申告が必要です(一般口座や特定口座で運用する場合)。
Q4.VYMはS&P500に連動しているのですか?
A.いいえ、VYMはFTSE High Dividend Yield Index(FTSE高配当利回り指数)に連動するETFです。S&P500と比べると構成銘柄は異なりますが、米国大型株が多く含まれている点では共通しています。
Q5.VYMとHDV、SPYDの違いは何ですか?
A.3つのETFの主な違いは以下のとおりです。
| ETF | 利回り | 銘柄数 | セクター分散 | 安定性 |
|---|---|---|---|---|
| VYM | 約3.0〜3.5% | 約400銘柄 | ◎ 幅広い | ◎ 安定 |
| HDV | 約3.5〜4.5% | 約75銘柄 | △ 偏りあり(エネルギー・ヘルスケア) | ○ 安定 |
| SPYD | 約4.5〜5.5% | 約80銘柄 | △ 偏りあり(金融・不動産) | △ 不安定な時期あり |
VYMは「安定・分散・中配当」のバランス型です。
Q6.VYMの最低購入金額はいくらですか?
A.VYMは1口から購入可能で、1口あたりの価格は約100〜120ドル程度(日本円で約1万5,000円〜1万8,000円程度)です(2024年時点)。為替レートにより変動しますが、少額から始められる点も魅力です。
Q7.VYMはいつ買うのがいいタイミングですか?
A.VYMは長期保有を前提としたETFなので、タイミングよりも「継続的な投資」が重要です。ドルコスト平均法(毎月定額で購入)を活用すれば、価格変動のリスクを分散できます。
Q8.為替の影響は大きいですか?
A.VYMは米ドル建てのETFなので、為替(ドル円)の変動によって評価額や配当金額が変動します。円高になると損益がマイナスになりやすいため、為替リスクを理解したうえでの投資が必要です。
Q9.VYMを積み立て投資できますか?
A.はい、SBI証券・楽天証券・マネックス証券などではVYMの定期買付サービスを利用できます。毎月・毎週など柔軟に設定できるため、積立投資にも向いています。
Q10.VYMをやめたくなったらどうすればいいですか?
A.いつでも市場で売却可能です。証券会社の取引画面からVYMの保有分を売却するだけで、数営業日後には現金が口座に反映されます。長期投資を前提としつつも、必要に応じて流動性が高いのもVYMのメリットです。
このように、VYMは投資初心者にとっても比較的扱いやすく、基本を押さえれば安心して長期保有できるETFです。
9. まとめ
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は、高配当・低コスト・高分散という3つの強みを持つ、投資初心者にも適した優良ETFです。
投資初心者でも始めやすく長期投資で安定したリターンを狙えるので、これから配当による不労所得を目指す人や老後資金を着実に増やしたい人に特におすすめです。
これから投資を始めている人も既に投資をしている人も購入を検討してみてはいかかでしょうか。


